科学アドベンチャーシリーズ感想とか
今更ながら夏の初め頃から、ちまちまと進めていた科学アドベンチャーシリーズの3作品をプレイしたのでその感想などを
CHAOS;HEAD NOAH
「妄想」が鍵を握る物語で3作品の中では最もファンタジー色の強い世界観になっています。もうパッケージを見ただけでファンタジー臭がプンプンします。制服姿で剣とか持ってるし。
いやー、もうプレイしてて辛くなるくらい気持ち悪いくらいのオタク系主人公で一瞬ボイス切ろうかと思いました。
物語としては舞台は2009年の渋谷。妄想力豊かな主人公が連続殺人事件の現場を目撃してしまうところから始まって、そこからなんだかんだと色んな陰謀に巻き込まれていくのを妄想やヒロイン勢との関わりの中でなんとかしようっていう流れになります。まあ終盤までぶれることの無いヘタレなので、完全に他力本願で自分を助けてくれそうな人とお近づきになっておこうみたいな行動原理が非常に情けないというかなんというか。
物語の鍵を握るキーワードとして「その目、だれの目?」というフレーズがあります。このゲームをまさに象徴する言葉だなーとプレイ後しみじみ感じました。
ゲームのシステムとしてはエンディングが全部で確か9個あってtrueエンドを除くすべてのエンディングを見ないとtrueにはたどり着けない仕様になっていてtrueは最後に見たい派の私としては偶然trueに行ってしまうことがないので嬉しかったです。まあつまりバッドエンドも見ないといけないってことなんですが(true以外はバッドといっても過言ではない)
分岐は妄想とその後の選択肢によって行われ、比較的分岐は分かりやすいかなーと思います。
シリーズのなかだと一番グロ描写が多いのでZ指定なんですよね。私がやったPS3版はDですが。
PS3版『CHAOS;HEAD NOAH』オープニングムービー - YouTube
STEINS;GATE
これはシリーズで一番有名な作品ですね。これのおかげでカオヘの値段が高騰しているのでは・・・アニメも劇場版まであるし、スピンオフ作品も多く出てますし。一番物理の用語が出てくる作品だったのでそれだけで楽しかったです。
厨二病を患った主人公が立ち上げたサークル「未来ガジェット研究所」とそのメンバー(ラボメン)とのやりとりを描いた作品で、うっかりタイムマシンのような機能を持った物を作ってしまったために起こった悲劇を回避すべくそのマシンを使って奔走するって感じの話になっています。追い詰められたときなんかに 厨二病設定で無理やり自分を奮い立たせるあたりは燃えますねー。
タイムとラベル物ということで当然、過去を変えたり記憶が噛み合わなかったりみたいな内容なんですがストーリーとか設定が上手いことできていて非常に惹きこまれるものがあります。シリーズで一番人気な作品であることがうなずけます。正直話は一番はまりました。
システムはカオヘが選択肢の代わりに妄想があったように今回はタイムマシン的なものを動かすかどうかという選択になっています。エンディングは6個でルートの分岐は一番分かりやすかったかなーと思います。選択次第ではいきなりtrueを見ることも可能ですがそうそう行けないかと思います。個別エンディングは分岐する順番に見ていかないと話が分からなくなる可能性があるかと感じました。ちなみにこれもtrue以外はあんまり救いがないような気がします。
ちなみにキャラではダルがお気に入りです。
前作の登場人物の名前やキーワードが出てきて前作との繋がりを匂わせてくるのでついニヤッとしてしまいますね。特に「疾風迅雷のナイトハルト」とか「ゲジ姉」とかね。ちなみに時間軸としてはカオヘの一年後、2010年で舞台は秋葉原です。CERN(ゲーム中だとちょっと名前違うけど)とかLHCとかでてきます。
PS3版『STEINS;GATE』オープニングムービー - YouTube
ROBOTICS;NOTES
私がパッと見で面白そうだったので一番初めに買った作品です。でもどうやら世間一般の評価としては一番低いらしいですね。まあ前作のシュタゲが凄いヒットしたのでハードルが高かったというのもありますが。主人公も好き嫌いが分かれる性格で内容も前の2作品ほどエグいストーリーではないし目的というか行動原理も若干毛色が違いますから。
というかシリーズと言っても全部世界観も雰囲気も違うから単純に比較するのは難しいと思います。
ガチの格ゲーマーの主人公と幼馴染の所属するロボ部で実物大ロボットを作って万博に出ようという夢を追いかけるお話です。増えていく仲間とのロボ部の活動、高校生の青春を追っていくのが主な流れになります。というかほぼずっとそんな感じで、シリアス成分はかなり少なくなっているのでそういうのが欲しい人には物足りないかも知れません。いやーなんていうか。いいですねー青春(遠い目
ま、例に漏れずあれこれあって結局陰謀に巻き込まれるわけですが。
システム的にはとにかく分岐が分かりにくかったです。とりあえず選択肢らしい選択肢も無いまま進めていったら明らかに半端なところで突然話が終わってタイトル画面に戻ったのでビビリました。あまりに意味が分からなかったのでしばらく(?_?)ってなってました。分岐するとしたらこれかなーっていうのは消去法で分かったものの、どうやったら個別ルートに行けるのか検討も付かなかったので攻略を見てしまいました。
選択肢の代わりとして今回はツイぽ(ツイッターみたいなもの)があり、各人物のつぶやきに対し上手いこと返信することで分岐するんですがどれにどう返信したら分岐するのか全く分からなかったです。一番周回数が多かったですねー。
今回も前作、前々作とのつながりがあります。条件を満たせばツイぽでダル、ナイトハルト、助手のアカウントが表示されますし前作のある登場人物はそのまま続投、主要人物として再登場します。ダルにいたっては分かりにくいもののキーマンになっています。あとゲジ姉。
trueはカオヘと同じく他の全ルートを見たあとにしか見られません。しかし根本的に違うのはカオヘの個別ルートは同じ時間でのifの話であるのに対しロボノの個別ルートは各登場人物に主眼を置いているものの、同じ時間軸の異なる時間での話、つまり各ルートで完全に話が繋がっているわけです。で、trueが時系列でいうと一番最後にあるわけで、その時系列順で個別ルートをクリアしないと話が全くわからなくなります。しかもその順に分岐があるわけではないので攻略を見るか、アニメを見ていないとどの順に進んでよいか全く判断できないのです。困ったことに。
舞台はシュタゲのtrue後から9年後、2019年の種子島です。JAXAとかでてきてわくわくします。
ROBOTICS;NOTESオープニングムービー - YouTube
全体的にとてもはまってしまい、よく朝までぶっ続けでプレイしたもんです。
とりあえずエンディングとかCGはコンプしたし満足しました。トロフィーまでやる気はないです。あとはスピンオフ作品とかもちょこちょこやっていこうと思います。
今はopなんかも色んなバージョンがあるからそれを改めて見直したりして余韻に浸っている次第です。
総評として、一番面白かったのはやっぱりシュタゲでしたが、音楽的にはカオヘに分があるかなと感じました。一番好きなのがどれかとなると難しいですが、最初にやったということで補正もあってロボノかと思います。あと絵はロボノが好みでした。
確かもうすぐ第4弾が出るんですよね。ハード無いけど。。。
こういうゲームやってたからか次あたりの記事は物理っぽいこと書きたくなってきました。というわけで次回はシュレディンガー以来2つ目の物理記事になる予定です。